谷崎潤一郎タイプ

あなたに近い文豪は

谷崎潤一郎

美しいものに身をゆだねる耽美派

美しいもの、好きなものにまっすぐ惹かれるタイプです。谷崎は、人が何かに魅入られていく姿を、なめらかで官能的な文章で描きました。古い関西の暮らしを描いた、ゆったりした長編もあります。

最初に読むなら、この3冊

  1. 春琴抄谷崎潤一郎春琴抄谷崎潤一郎・中編

    幕末から明治の大阪で、盲目の三味線の師匠・春琴と、彼女に一生をささげた奉公人の佐助の関係を描きます。わがままで気位の高い春琴に、佐助はどこまでも仕え続けます。句読点や改行をほとんど使わない文体で語られる、谷崎の代表作の一つです。

  2. 痴人の愛谷崎潤一郎痴人の愛谷崎潤一郎・長編

    まじめな会社員の譲治が、カフェーで見初めた少女ナオミを引き取り、理想の妻に育てようとする話です。ところがナオミは思いもよらない女性に変わっていき、立場は少しずつ逆転します。「ナオミズム」という言葉を生んだ、谷崎の代表作の一つです。

  3. 細雪谷崎潤一郎細雪谷崎潤一郎・大長編

    大阪・船場の旧家、蒔岡家の四人姉妹の日々を、昭和11年の秋から5年ほどにわたって描く長編です。三十歳を過ぎても嫁ぎ先の決まらない三女雪子の見合いが物語の軸になり、季節の行事や家族の悩みが、少しずつ傾いていく家の姿とともに綴られます。

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