芥川龍之介タイプ

あなたに近い文豪は

芥川龍之介

短い話で本性を突く理知派

回りくどい話より、短く鋭い一撃が好きなタイプです。芥川は、古い説話や昔話を材料に、人間のエゴや矛盾を短編の中でくっきり見せた作家です。どれも短いので、通勤や昼休みでも読めます。

最初に読むなら、この3冊

  1. 羅生門芥川龍之介羅生門芥川龍之介・短編

    主人に暇を出され、行くあてのない下人が、荒れ果てた羅生門の上で死人の髪を抜く老婆に出会います。飢え死にするか、盗人になるか。雨の降る一晩のうちに、その迷いがどちらへ転ぶのかを追う短い物語で、生きるための悪という問いが正面から描かれます。

  2. 藪の中芥川龍之介藪の中芥川龍之介・短編

    山科の藪の中で、胸を刺された侍の死骸が見つかります。物語は、目撃者たちと事件の当事者が語る七つの証言だけで組み立てられ、地の文の語り手はいません。死んだ侍本人まで巫女の口を借りて語り出すなか、話は肝心なところで少しずつ食い違っていきます。

  3. 地獄変芥川龍之介地獄変芥川龍之介・短編

    平安時代、権勢を誇る堀川の大殿に命じられ、天下一の絵師・良秀が地獄の様子を描いた屏風に取りかかります。見たものしか描けないという良秀は、絵のためにどこまでも突き進んでいきます。大殿に仕えた一人の家来が語り手となって、その屏風にまつわる恐ろしい由来を打ち明ける物語です。

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