川端康成タイプ

あなたに近い文豪は

川端康成

言葉にならない余韻を味わう人

はっきり語られないもの、景色や沈黙の中にある気持ちを感じ取るタイプです。川端は、短い場面の積み重ねで、美しさとさびしさを描いた作家です。静かな短編を合わせて選んでいます。

最初に読むなら、この3冊

  1. 雪国川端康成雪国川端康成・長編

    東京から雪深い温泉町へ通う男・島村と、そこで芸者として生きる駒子、そして澄んだ声を持つ娘・葉子の三人を描く小説です。大きな筋よりも、ひとつひとつの瞬間の美しさを写し取ることに重きが置かれ、雪国の自然と人の情熱が静かに重ね合わされます。

  2. 伊豆の踊子川端康成伊豆の踊子川端康成・短編

    自分の心のゆがみに苦しむ二十歳の学生が、一人で伊豆を旅し、旅芸人の一座と道連れになります。下田までの数日のあいだ、踊子の少女の素朴な好意にふれて、かたくなだった心が少しずつほどけていきます。川端が十九歳の実際の旅をもとに書いた短編です。

  3. 城の崎にて志賀直哉城の崎にて志賀直哉・短編志賀直哉の作品

    電車にはねられて大けがをした「自分」が、療養先の城崎温泉で小さな生き物たちの死を見つめ、生きていることの意味を静かに考える短編です。作者自身の事故の体験から生まれた作品で、簡素で無駄のない文章は私小説・心境小説の代表とされています。

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