アイザック・アシモフ

アイザック・アシモフ

Isaac Asimov

1920年〜1992年・アメリカ

どんな作家?

ロシアに生まれ、アメリカで育った作家で、ボストン大学の生化学者でもありました。生涯の著書は500冊以上にのぼり、SFのほか科学解説や推理小説でも知られます。ロボット工学三原則を広めたロボットものと、銀河帝国の興亡を描くファウンデーションシリーズが代表作です。

最初の一冊

われはロボットアシモフわれはロボットアシモフ・長編

ロボット工学三原則が初めて登場する短編集で、一話ずつ短く読めます。謎解きの楽しさとアシモフの明快な文章を、最初に味わうのにちょうどよい一冊です。

大学院生のSF作家から500冊の書き手へ

1920年、当時のロシア共和国に生まれ、3歳のときに家族とアメリカへ渡りました。両親が営む菓子店で売っていた雑誌が、読書好きになるきっかけだったといいます。15歳でコロンビア大学系の学校に進み、10代のころからSFの熱心なファンでした。1938年に雑誌『アスタウンディング』へ作品を持ち込み、編集者ジョン・W・キャンベルの指導を受けるようになります。

大学院で化学を学びながら、出世作「夜来たる」やロボットもの、ファウンデーションの初期作を書きました。1949年からボストン大学医学部で生化学を教えますが、1958年に教壇を降りて専業の書き手になります。スプートニクの打ち上げで科学への関心が高まると、一般向けの科学解説書を次々に書き、執筆の中心をノンフィクションに移しました。1992年に亡くなりました。

明快な文章と謎解きの仕掛け

アシモフは、詩的な表現よりもわかりやすく書くことを何より大切にしたと自ら述べています。ロボットものの多くは、ロボットが三原則に反するように見える行動をとり、その理由を解き明かすミステリ仕立てです。長編『鋼鉄都市』は、SFミステリの傑作としても知られています。

クラーク、ハインラインと並んで三大SF作家と呼ばれ、ヒューゴー賞を7回受賞しました。「ロボット工学(robotics)」という英語も、アシモフの作品から広まった言葉です。推理小説では、日常の謎を解く『黒後家蜘蛛の会』シリーズが親しまれています。

アシモフの作品