L・M・モンゴメリ
L. M. Montgomery
1874年〜1942年・カナダ
どんな作家?
『赤毛のアン』とその続編で知られるカナダの作家です。プリンス・エドワード島の祖父母のもとで育った少女時代を作品に生かし、世界中で読まれる物語を書きました。英語圏カナダの文学の草分けとされています。
最初の一冊
赤毛のアン赤毛のアン
最初に書いた長編で、生涯で最も広く読まれた作品です。故郷の島の風景と、作者自身の少女時代の記憶がたくさん詰まっています。
島で育ち、島を書く
1874年、カナダ東部のプリンス・エドワード島に生まれました。1歳9か月で母を結核で亡くし、父は西部へ移ったため、キャベンディッシュの祖父母のもとで厳しく育てられます。15歳のころに書いた詩やエッセイが新聞に載り、作家を目指すきっかけになりました。
教員の資格を取って島の学校で教えたあと、祖母と暮らすためにキャベンディッシュへ戻り、雑誌に短編を書きながら過ごします。1908年に出した最初の長編『赤毛のアン』は、世界的なベストセラーになりました。1911年に牧師ユーアン・マクドナルドと結婚してオンタリオ州に移り、1942年にトロントで亡くなっています。
少女たちの物語を書き続けて
生前に20冊の小説と2冊の短編集を書きました。アンを主人公にしたシリーズのほかに、『可愛いエミリー』に始まる三部作などがあります。身近な人々も作品に映されていて、キャベンディッシュで暮らした独身の兄妹は、マシューとマリラのモデルと見なされています。
日本では1952年に『赤毛のアン』が翻訳され、少女たちに熱心に読まれました。モンゴメリは日本で訳書が出た最初のカナダの作家でもあります。のちに、作中に英文学のパロディが数多く盛り込まれていることも指摘されました。
