マーガレット・ミッチェル

マーガレット・ミッチェル

Margaret Mitchell

1900年〜1949年・アメリカ

どんな作家?

『風と共に去りぬ』を書いたアメリカの作家です。南北戦争の昔話を聞いて育ったアトランタの新聞記者で、足首のけがの療養中に書き始めたこの小説でピュリッツァー賞を受けました。生前に出版された長編は、この一作だけです。

最初の一冊

風と共に去りぬミッチェル風と共に去りぬミッチェル・大長編

生前に出版された長編はこの一作だけです。子どものころに親族から聞いた南北戦争と故郷アトランタの話が、物語の土台になっています。

南北戦争の昔話を聞いて育つ

1900年、ジョージア州アトランタに生まれました。父は弁護士で、アトランタ歴史協会の会長も務めた人です。子どものころは日曜ごとに年配の親族を訪ね、南北戦争を生きた人たちの話を聞いて育ちました。南部が戦争に負けたと知ったのは10歳のときで、ひどく驚いたと本人が語っています。

マサチューセッツ州のスミス大学に進みましたが、1919年に母がインフルエンザで亡くなり、アトランタへ戻ります。1922年から『アトランタ・ジャーナル』の日曜版で記事を書き、俳優ルドルフ・ヴァレンチノへの取材もしました。最初の結婚は2年で終わり、1925年にジョン・マーシュと再婚しています。

1936年に出した『風と共に去りぬ』で、翌年ピュリッツァー賞を受けました。第二次世界大戦中は赤十字のボランティアとして働いています。1949年8月、夫と出かけた夜にアトランタの通りで車にはねられ、5日後に48歳で亡くなりました。

一作だけを残した作家

幼いころから物語を書くのが好きで、自分で表紙を描いて綴じた本を作っていました。15歳で書いた中編『Lost Laysen』は、手紙の束の中から見つかり、1996年に出版されています。恋愛と名誉は、子どものころの作品から続く関心でした。

ミッチェル自身はディケンズから影響を受けたと述べ、『風と共に去りぬ』をヴィクトリア朝ふうの小説と呼んでいました。書評では、トルストイの『戦争と平和』と並べられることもありました。未発表の原稿は、本人の意思で死後に処分されたと伝えられています。

ミッチェルの作品